失敗しない退職の伝え方
1ヶ月以上前には切り出しておいた方がいい
失敗しない退職の伝え方は、まずは切り出す時期というものをチェックしましょう。退職したいなと思った2週間前に
上司に伝えれば、法律上では会社を辞めることができるようになっています。
でも、2週間前では少し遅すぎる感がありますね。できれば1ヶ月前には伝えておいた方が、より上司もその人の代わ
りとなる人材を探し、今までやってもらっていた仕事をその人に教えることもできます。
人材の育成には時間がかかりますし、有給の消化などにも、やはり1ヶ月程度はかかりますね。
早い人なら2ヶ月前から告げる人もおり、早ければ早いほど職場の人のことも考え、パニックを与えない上手い告げ方
になります。
メールでアポをとれば、しっかりと話せる時間をとってもらえますね。メールでは言わず、「大事なお話がありま
す。お時間を頂けますでしょうか」と送り、2人きりになってから退職したいと告げましょう。
忙しい時間帯を避けて人のいない場所で伝えましょう
上司への退職の上手い伝え方は、午前中はとくに仕事もバタバタと忙しく、気持ち的にも余裕がないので、忙しく働
いている時間帯を避けた方がいいですね。そんな時に「お話が」と言われても「今ね、忙しいからダメ」と言われて
しまうでしょう。また、可愛い社員が「退職したい」と午前中に言ったら、午後の仕事に支障をきたすことにもなり
ますね。
なるべく、午後の仕事が終わる時を選んだ方が、気分的にも穏やかに聞けるものです。そして、上司は家に帰ってか
ら色々とこれからのことを考え、次の日にはその指示が穏やかにできるわけです。
告げる時には人のいない休憩室にきてもらうか、空いている会議室などに連れて行っては話をしましょう。そして、
静かに切り出し、でもハッキリと、短めに退職したい気持ちを伝えるのです。
どうして退職をするのかという【経緯】を先に簡単に告げるのも大切です。
前向きで真剣な気持ちで丁寧に言いましょう
いい伝え方としては、上司に声をかける時には丁寧に「お話があります」と言いましょう。そして、悩みに悩んで退
職という決断をしたという雰囲気を出しつつ話せば、相手に自分の気持ちを真剣に伝えることができます。
退職をする理由については、個人的な内容のものにするのがポイントです。職場に対しての不満などは言わないよう
にして、「将来のためにも新たな職場で頑張ってみたい」という前向きな言葉を言いましょう。
自分がやりたいと思う【特化】する仕事を考え、「今の会社では自分のその特化した仕事をするのが厳しく、できれ
ばその仕事ができる企業に就職したいと考え、退職させて頂きたいのですが」と丁寧に言いましょう。
会社では言いにくい時には、上司の家の電話か携帯電話に直接電話して言うか、個室のある料理店に2人で行き、そこ
で話すのもいい方法です。